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小説【5人の王】感想①

基本漫画読みだけど、小説も好きです。

でも小説は頭の悪い私は読むのがむちゃくちゃ遅くて

何日もかかるので、これ!って思った作品や、

短編ものしか普段は読みません。

 

で、今回読んだのがこちらの小説「5人の王」

これ読むのに2週間かかりました 笑

 

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感想:面白かった~!

一言でいうと、これです。面白かったです。

詳細は↓の続きからどうぞ(※ネタバレ注意)

 

 

もともと漫画の方を先に買ったんだけど、続きがどうしても気になって。

マンガの続きが読めるだろう2巻から買いました。

以下キャラ別感想です。

 

 

◆緑の王(セージ、ヒソク、ヴァート、緑の方)

本書の主人公。奴隷→王様になった。

過酷な幼少期の経験もあって基本自己犠牲タイプだけど妹至上主義なので

妹のこととなると見境なくなる、快楽に弱いドM主人公です。

(作者さんはあとがきで自然系ビッチMと評していたw)

妹至上主義の次に、他人を傷つけたくない、助けたいという気持ちも強く

そのへんに関しては頑固of頑固なのでトラブルメイカーでもあります。

わりとこういうキャラ好きな私ですが、3巻がはじまってもしばらく成長が無く、

同じところぐるぐる回ってボロボロ泣いている姿にイラッときました(^^;

でも中盤で妹を看取ってからは王としてやりたいことに目をむけるようになって、

自分の気持ちにも素直になって、最終的には応援したい主人公と思えました。

読み手からすると賛否両論ありそうな主人公ですが、なーんか憎めないんですよね。

ウィロウが時々現れてはバカ王!って率直にからかってくれたから、読者の主人公に対する毒抜きができていたように思います。ありがとう、ウィロウ。

セージの偏った想いは奴隷として育った幼少期のせいでもあるし、青の王との出会い方が王と所有物だったから、余計にその後の二人の関係をおかしくさせてしまったんだろうし、出会ってからもいろいろあったことで、両想いになっても”両片思い状態すれ違い発射オーライ”で、セージもジェントも屈折してるわ~と思いながら読み進めていました。

いろいろセージ対して思うところありますが、まぁここまでトラブルメイカー泣き虫王様を貫かれるといっそすがすがしいし愛しい(笑)パーピュア様がセージを可愛がる気持ちってこういうところなんだろうなあ

本当の意味で想いが通じあってからはほど良いMとほど良いSになったので、その続きの甘々をもっと見せてほしかったです!!!(ぶっちゃけ最後の最後のほうでちらっとしかそういうシーン無かったし。その先の甘々が見たいよ~先生~!)

甘々の外伝とかでませんか?2巻冒頭のデートのときみたいなラブラブな二人をもっと見たいです。

 

◆青の王(アージェント、ジェント、アジュール、青の方)

現時点で5人の王の中で一番偉いリーダー的存在。

ドS系王様キャラ。ですが本当のところはウィロウの次にこの人が一途です。

私が最後まで読み進められたのは、このキャラがいたからこそ。

謎や秘密が明らかになればなるほど、ジェントの心痛を想像して激しく萌えました(笑

私もドSかもしれない・・・と読んでいる最中に何度か自分に頭をかかえました。

2週目読みたいなと思った理由が、今度ははじめからジェント視点を妄想しながら読んでみるとものすごく楽しいのではないかと思った。

実際、小説1巻部分は漫画で、2巻からは小説で要所要所を読んでみると

すごく・・・楽しいです!!!

もうね、ジェントが不憫で不憫でなぁ。。。不憫萌えしました。

ジェントは基本もドSなんだろうけど恋愛不器用ドSみたいなところがあるから、あーそこでそれ言っちゃう?みたいなことよくやらかして傷ついてそうで、そこが激しく萌えました。

骨壺からっぽ事件のときに「大嫌い!」と言われて、なんであんなに影ったトーン貼られてんだろ?ジェントそんな傷つくほどセージのこと好きそうには見えないけどなぁと思ってたけど、最終巻まで読んだら納得。

そら傷つくわ。そら勢いでチューしちゃうわ。

そうそう、ジェントに関してはネタバレ知識無しだと「???」と思う行動や発言がたびたび見られる場面がたくさんあって、

例えば、セージが緑の王になるときにセージの姿を見てびっくりして、紳士のようにエスコートしたこと。

あれ初見のときは、えっ?青の王ったら可愛くおめかしされたセージ見てときめいてるの?そんで肩に手をかけてエスコートしてるの?ドュフフフ(^q^)

と思ってたんだけど、同時に、でも肩に手をかけてエスコートなんてジェントらくねぇやんけ!とも思って違和感を抱いていました。

でも最終巻まで見たらあれ全然違ったふうに見える。

ずっっっ・・・・・と会いたかった、待ち焦がれていた相手にやっと会えてキュンキュンしてるけど現状考えたら手を出せるわけでもなく我慢しなきゃだけど想いが漏れて肩に手を添えてエスコートしちゃった☆なのね・・・と理解しました。

まぁこんな感じで、最終巻まで読んだらジェントの背景に全部カッコ付でモノローグ勝手につけたいくらい萌えました。

自分が学生だったら時間も体力も余裕があるので、漫画を全部拡大コピーしてジェントの背景にセリフ付けて遊びたいくらいです(笑)気分はパーピュア様です(笑)

 

 

 

思ったより長くなったから②につづくぞ!